暗記効率を上げる勉強法
こんにちは、四宮です。
今回、受験において避けては通れない暗記の効率を上げる勉強法を自分の経験と科学的根拠に基づいて紹介してみたいと思います。
具体的には、
- そもそも暗記のやり方が分からない人
- 暗記が苦手と感じる人
- 暗記作業を続けられない人
という方におすすめです。
早速、暗記効率を上げる勉強法を科学的根拠に基づいて4つ紹介していきたいと思います。
1.インプット:アウトプット=3:7で学習する
コロンビア大学の研究で紳士録という書物をグループごとにインプットとアウトプッ トの時間配分を変えて暗記するという実験があり、インプットとアウトプットの比率が3:7の時、最も高い暗記効率を示し、インプット10割の時と比べて30%も高い成績となることが判明しています。
したがって、英単語を覚えたい場合、まず1周目は英単語の意味を音読しながらインプットそして、2、3周目以降は赤シートやスマホアプリ等を用いてアウトプットしながら暗記という手順で学習すると、比率が3:7となるので暗記効率が最大化します。他の教科も同様で、まず最初に講義系の参考書を使って公式や大まかな内容をインプットした後、それ以降はひたすら問題集を解くアウトプットを繰り返すと勉強効率が最大化するのでこれから1周目はインプット、それ以降はアウトプットという流れを意識して勉強していくことをおすすめします。
2.反復回数を多くする
暗記するとき、書いて覚えようとしてしまう人が多くいます。しかし、暗記で一番大切なのは”反復”です。回転数を高めることが暗記で意識すべきことなので、このやり方は、今すぐやめることをおすすめします。なぜ、暗記において「反復が大切」と言えるのかというと例えば、とある人の顔と名前を覚える際に、一年に一回365分間話したことのある人と365日連続で一日一分間話したことがある人では後者の方が記憶に残りやすいのは想像しやすいのではないでしょうか?書くよりも声に出す方が回転率をより上げることができ、思い出す回数が多くなると人間の脳は「これは大切な情報だ」と判断され長期記憶となり、長くそして早く暗記することができます。
3.運動をする
筑波大学の研究で健常な成人36人を対象に運動と記憶に関係を調査した実験が行なわれました。この実験では、被験者を2つのグループに分けて記憶テストを行ないました。一方は、10分間安静にしてテストを解いたグループもう一方は、テスト前に10分間軽い運動をしたグループとすると後者の方がテスト結果の正答率が高まっていることが判明しました。
ただし、運動がハードワーク過ぎると効果は得られなかったとのことですので記憶力を高めるには、簡単なスクワットやウォーキングなどの軽い運動にしましょう。
4.夜暗記、朝復習を徹底する
リヨン大学の研究で夜暗記して睡眠して翌日の朝に復習すると暗記効率が2倍になる上に長期記憶として残りやすくなることが分かっています。例えば、寝る前に英単語を覚えたら朝に復習するという流れで勉強していただくと暗記効率が2倍になります。
まとめ
①インプット:アウトプット=3:7で学習
→「インプット10割」の時と比べて、30%も高くなる
②反復回数を多くする
→音読して覚える>書いて覚える
③運動する
→簡単なスクワットやウォーキングなどの軽い運動をすると暗記効率アップする
④夜暗記して、朝に復習
→これだけで、暗記効率が2倍になる上に長期記憶として残りやすくなる
以上の4つを意識するだけで暗記効率が上がりますので是非これらの方法で受験に向けがんばっていきましょう!